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神話の法則とは?ハリウッド式惹きつけられるコンテンツを作る技術

    
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神話の法則とは?ハリウッド式惹きつけられるコンテンツを作る技術

マーケティングを勉強していると様々な法則とであう。例えば、PASONAの法則やAIDAの法則だ。しかし、今日はすこし視点を変えて、コンテンツにエンターテイメント性を持たせる『神話の法則』について話をしよう。

こんにちわ。Web集客先生のやまもと(@heronokenta)です。

古今東西、老若男女を問わず「エンターテイメント」は誰もが夢中になる。2016年の今、映画、音楽、遊園地、ゲーム、スポーツ競技等人の心を掴んで離さない、夢中になれるエンターテイメントは無数に存在する。

例えば、ドラゴンクエストシリーズが好きな人は、トコトンやりこんで小さなメダルを全て集めたり、全てのモンスターを仲間にしてりする。同じくファイナル・ファンタジーシリーズが好きな人なら、全ての宝箱を開けたり、チョコボのレースで信じられない記録を作ってみたり・・・。

ガンダム好きなら、アムロやシヤアのセリフを全部覚えていたり、モビルスーツの型式や話題をそらんじたり、それそれは信じられない位の記憶力を発揮している。

もし、あなたのコンテンツが読者にとって最高のエンターテイメントになったらどうだろうか?

あなたのブログが待ち遠しくて仕方がない、コンテンツは隅から隅まで読み尽くす、そんな熱烈なファンが続出かもしれない。

今日は、あのスター・ウォーズもこの法則で作られているという、あなたのブログをエンターテイメントにする凄い法則についてシェアしていこう。

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ハリウッドだけじゃない!ドラゴンボールでも使われている神話の法則

神話の法則とは

ちょっとちょっと〜、今日はちょっと難しそうなネタね。

でも、本当にブログがエンターテイメントになったらすごい事じゃない。

カツヨ

そうだよね。わたしのブログも読者の為になって、楽しんでもらえるようなコンテンツをもっともっと作ってきたいよ。

やまもと

で、今日は「神話の法則」とやらをシェアするわけだけど、「神話の法則」って一体何なの?

カツヨ

じゃぁ〜、まずは「神話の法則」について説明するよ。

神話の法則は、神話学者ジョセフ・キャンベルの『千の顔をもつ英雄』の神話研究を元に、著者クリストファー・ボグラーが、神話の構造を映画脚本に応用し体系化させた内容を記した書籍なんだよ。

『千の顔を持つ英雄』は、ジョージ・ルーカスがスター・ウォーズの手本にした事で有名なんだ。

やまもと

へぇ〜そうなんだ〜〜。スター・ウォーズっていえば、黒澤明監督の映画の影響をかなり受けてるって話も有名ね。

カツヨ

そうそう。で、この「神話の法則」なんだけど、全部で12のステージで構成されていて、12のステージは大きく3つにパートに分けられてるんだ。下の図を参照ね。

やまもと

パートステージ
出立・別離日常の世界
冒険への誘い
冒険への拒絶
賢者との出会い
第一関門突破
試練・通過儀礼試練・仲間・敵対者
最も危険な場所への接近
最大の試練
報酬
帰還帰路
復活
宝を持って帰還

ふ〜〜〜ん。言われてみるとスター・ウォーズとかロード・オブ・ザ・リングとかハリーポッターっぽいストーリーの流れね。

カツヨ

まぁね。で、このストーリーには7つのキャラクターが登場するんだ。これも、下の図を参照ね。一応、ドラゴンボールのキャラを入れてみたよ。

やまもと

神話の法則とキャラクター

役割(キャラ)説明ドラゴンボール
英雄
(ヒーロー)
主人公。ストーリーを通じて、人間的に成長していく。もちろん、様々な葛藤や犠牲を伴って目的を達成する。
読者は、主実効に感情移入することでストーリーを体験することになる。
孫悟空
賢者
(メンター)
英雄を教育し、導くキャラクター。亀仙人
門番
(シュトレスホールド・ガーディアン)
ストーリー序盤で登場する敵。初めの関門。英雄が始めて超えるべき相手。仲間になったりする。ヤムチャ、プーアル
使者
(ヘラルド)
英雄に重要なお知らせや変化の予兆を伝えるキャラクター。ストーリーを先に進めていく。ドラゴンレーダー
変化する者
(シェイプシフター)
つかみ所のないキャラクターで英雄を惑わす。英雄にとっての異性の場合が多い。助けたり、邪魔したり。ピラフ一味
影/悪者
(シャドウ)
敵、ラスボス。英雄にとっての最大の敵。英雄を徹底的に追い詰め、絶体絶命にして、最後に派手に負けていく。これにより、英雄もストーリーも魅力的になる。ピッコロ大魔王、マジュニア
いたずら者
(トリックスター)
ストーリーの調整を行うキャラクター。英雄の自惚れを戒めたり、笑いで場を和ませたり、ストーリーの緊張感を高めたり、弱めたりする。クリリン

あ〜、なるほど!!。確かに、こんなキャラクターが出てきてるわね。

自分の好きなドラマや映画、アニメのキャラクターに置き換えてみると、より分かりやすいわね。

で、ストーリーとキャラクターは分かったんだけど、具体的にはどうなっていくわけ?

カツヨ

次に、各ステージの具体的な内容を見ていくね。またまた、下の図参照。

やまもと

神話の法則とストーリー展開

パートステージ概要ドラゴンボール
出立・別離日常の世界主人公の日常を描いている。これから起こる冒険とのギャップを作り出す。悟空、森の中で暴れてる
冒険への誘い主人公が使者によって冒険へと誘われていきます。ブルマと冒険に出る
冒険への拒絶主人公が冒険に対して恐怖から拒絶を見せる。あまり乗り気じゃなくて二の足を踏む。なし
賢者との出会い主人公を導く賢者との出会いを描く。賢者は主人公の知らない技や技能、価値感を提供すして、冒険を手助けする道標となる。亀仙人との出会い
第一関門突破主人公が第一関門を突破することで本格的な冒険に突入する。ここからが本格的なストーリーの始まり。プーアル、ヤムチャとかと戦ったり。
試練・通過儀礼試練・仲間・敵対者冒険を始めた主人公の前に、様々な試練や仲間、敵が登場する。主人公はこれらの試練や敵を乗り越えて冒険を進めていく。クリリン、ピラフ、1回目の天下一武道会他多数
最も危険な場所への接近主人公が探し求めていたモノがある最も危険で今までとは違う場所に挑戦するステージレッドリボン軍
最大の試練物語の中盤の山場。最強の敵と対峙する。主人公が死にそうになったらりしながらパワーアップする。桃白白との対決
報酬危険を乗り越えた主人公が見事報酬を得る。「復活」を控えた束の間の勝利。2回目のドラゴンボール7つ揃う
帰還帰路主人公はまだ完全に危機から脱しておらず、手に入れた報酬を持ち帰る迄、また危険がやってくる。2回目の天下一武道会
復活ストーリー最大の山場。クライマックス。悪役との最後の対決、成長のラストチャンス。物語全体に及ぶ重大なステージ。主人公を徹底的に追い詰め、間違いなく死ぬというところまで行きながら大逆転し、読者の感動を爆発させる。ピッコロ大魔王と対決
宝を持って帰還冒険で手に入れた宝を日常に持ち帰る。エピローグ。3回目の天下一武道会。マジュニアに勝利。

ドラゴンボールで説明とはやるわね・・・。物語を知ってる人なら、より分かりやすいわね。

カツヨ

これが神話の法則だよ。分かってもらえると嬉しいね。

やまもと

で、この神話の法則をどうすれば、ブログがエンターテイメントになるわけ?

カツヨ

神話の法則で惹きつけられるコンテンツの例

じゃぁ~、具体的にブログのコンテンツとする為にはどうしたら良いか紹介するよ。

やまもと

神話の法則でプロフィール

神話の法則を活用するなら、先ずはプロフィールだろう。プロフィールはブログが書いている人が一体誰なのか興味を持った人に、あなたが何ものかを伝えるとっても大事なコンテンツだ。

例えば、あなたが営業で飛び抜けた実績を持っているなら、営業に関するコンテンツの信頼度が増すだろう。ブログで何を伝えるのかによって、プロフィールの書き方も変わる。プロフィールは絶対に手を抜いてはいけない。

では、プロフィールに神話の法則を提供するにはどのように書いていけば良いか見ていこう。神話の法則は3部構成になっていた。そこでプロフィールも3部構成にする。

パートコンテンツの内容コンテンツ例
過去これまでありふれていたあなたが、突如困難に見舞われる。そして、その困難を色々な人の協力を得て克服していく。いじめられていたが、ある人と出会い克服出来た。
現在その結果、ある程度の成功を手に入れた(現在進行形で目指している)現在は、いじめをなくすカウンセリングをしている。
未来そして、あなたの理想とする未来を語るこれからは、世界中からいじめをなくす為に多くの人と協力して行きたい

プロフィールは、あなた自身の最強コンテンツだ。他の誰にも真似をする事が出来ない。しつこいようだが、手を抜かずに書いておこう。

読者があなたの過去、現在、未来のどこに共感するかは分からない。しかし、読者はあなたのプロフィールに自分を重ねて共感する。あなたの過去に共感する読者には、あなたのこれまでの経験を知りたいと思っている。あなたの現在に共感する読者は、今のあなた自身の活動や考え方を知りたい。あなたの未来に共感する人は、あなたの指し示す未来についてもっと知りたいと思っている。

投稿する記事も、読者がプロフィールのどこに共感しているのかを意識してみると、更に惹きつけられるコンテンツになるだろう。

神話の法則で企画記事(連載モノ)

ブログにコンテンツを作るとき1話完結ではなく、数回にわたって記事を書く事もある。例えば、わたしのブログで言えば、「経営戦略策定シリーズ」だ。1回では長編となる為、4回に分けて記事を書いている。

  1. 【必見!!】これが正しいSWOT分析のやり方だ!
  2. SWOT分析の後は必ずクロス分析をするべし!
  3. 成功までのロードマップ「戦略マップ」を作るべし!
  4. 成果は数値で捕捉しろ!KPIとKGIで目標達成を計測すべし!

このコンテンツ4つは、経営戦略を作る基本的な内容を書いているだが、神話の法則を当てはめると話は変わってくる。

例えばこんなストーリー仕立てにしてコンテンツを作り込んでいくことになる。

パートステージ概要
出立・別離日常の世界主人公は2代目社長(放蕩者で会社の経営には興味ない。プライド高いけど、仕事できない)が、父親の突然の死で会社を相続。古参幹部が切り盛りして会社は順調
冒険への誘いしかし、大手取引先が突然倒産。会社の経営が一気に苦しくなる。古参幹部も愛想を尽かして逃げ出す。
冒険への拒絶そこで主人公は一人で経営再建を目指すが、写真に総スカンを食らい、やる気をなくす。
賢者との出会い見かねた母親が有名コンサルタントを連れてきて、主人公を鍛えて会社の経営を再建をしてもらうように依頼する。
第一関門突破誰一人協力してくれなかった社員の中から、主人公に協力する人が現れ、やる気になる
試練・通過儀礼試練・仲間・敵対者やる気のなかった社員が少しずつやる気を出して、協力者に変わっていく。経営を立て直す為の新たは商品企画や営業を行って行く
最も危険な場所への接近不渡りが出る寸前まで追い込まれる。新商品が大量に売れないと倒産してしまう。
最大の試練ぎりぎりで新商品が売れ、倒産は免れる
報酬新商品が売れて社員の士気も高まり、次なる商品開発を行おうとやる気満々。
帰還帰路しかし、新商品が売れて安堵出来たのも束の間。新商品のパクり品が出回り、新書品開発を担当した責任者がライバル会社へヘッドハンティングされる。
復活新商品開発競争でライバル会社と火花を散らして戦い、勝利する。
宝を持って帰還経営者として大切な事を学び、振り返る

このストーリーに経営戦略講座で紹介しているフレームワークを入れていく。

ストーリーがあることで、読者は感情移入をしやすくなる。主人公が読者、賢者がわたしという関係性でストーリーを紡いでいくことで、どうやって問題が解決出来るかまで、明確になる。

コンサルタント、セラピスト、コーチなどのスキルを持っている人なら是非、この神話の法則を活かしたコンテンツを作って欲しい。

神話の法則で読者自身をエンターテイメント

読者が主人公やストーリーに共感することが、この神話の法則を使うポイントだ。。

現在、読者が12のステージのどこにいるかにより、伝え方は違うはずだ。ステージの1番目にいる人と、4番目にいる人ではマインドもスキルも違う。同じ言葉で伝えるのではなく、そのステージにあった話し方や言葉の使い方ある。

ここを意識して記事を書いてみると良い。

わたし自身、まだまだ出来ていないがこのスキルを身につけることが出来れば、より一層あなたのファンになる読者は増えていくことになるだろう。

これは超上級スキルね

カツヨ

今日紹介した神話の法則は次の書籍で詳しく読むことが出来る。

やまもとの視点

今日の記事は、わたしがインターネット上にある様々なサイトから情報を集めて纏め直したモノだ。

わたし自身、神話の法則という名前を知ってはいたが、内容を理解していなかったので今回の記事を書いて本当に勉強になった。

ちょっとした工夫で、コンテンツがますます面白くなる可能性に気がついたからだ。是非、この神話の法則を使ってコンテンツを作り込んでいきたい。

やまもと~!あなたの人生は、いまどのステージかしら?

カツヨ

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