【必読】個人起業家は今すぐ「小さな会社の稼ぐ技術」を読んで欲しい
ども、マンツーマンでできるまで。
Webが苦手な起業家のウェブ集客先生のやまもと(@heronokenta)です。
やまもと
2009年に起業したとき、ぼくは中小企業の経営者向けに「ITを活用した経営戦略構築」の研修事業に携わっていました。
ぼくは起業にあたり「経済産業省推奨資格 ITコーディネーター」という資格を取得しました。今思えば、この資格取得がぼくの起業家人生を大きく左右したわけです。
このITコーディネータという資格を取得するには、「テスト」と「研修」の2つをクリアする必要がありました。で、この研修というのが「ケース研修」というもので、仮想企業の経営改革をグループワークで体験するというモノでした(当時15日間50万円)。
このケース研修全体を通して、徹底的に叩き込まれたのが「戦略思考」でした。簡単に言えば、ゴールから逆算した戦略の立案と実行です。
ベースになっていたのは、「バランスド・スコアカード」でした。
ゴールを明確にして、ゴールまでの道のりを視覚化していく「バランスド・スコアカード」の「戦略マップ」は本当に優れたツールです。
もし、興味があれば『バランスド・スコアカード(BSC)とは?4つの視点で戦略を組み立てる戦略マップの書き方』で解説しているのでご一読下さい。
このケース研修のお陰で、ぼくは様々な経営戦略に関する書籍やマーケティングの書籍を読むようになりました。
世の中には様々な経営戦略の書籍が存在します。
例えば、ピーター・ドラッカーの「マネジメント」、マイケル・ポーターの「競争の戦略」(5フォース分析)、フィリップ・コトラーの「マーケティング」(STP)、そしてランチェスター戦略・・・。
この中でも「ランチェスター戦略」に関する書籍は一度は読んで欲しい書籍です!めっちゃ、オススメです!!
実際の現場で実践された数々の事例は、絶対にあなたの今直面している問題に役立つこと間違いなしです!!
ということで、この記事では「ランチェスター戦略」の事例満載の「小さな会社の稼ぐ技術(著者:栢野克己さん)」について、書評らしきモノを書いています。
- ランチェスター戦略について基本を知りたい
- ランチェスター戦略の事例を知りたい
- ランチェスター戦略を実践してみたい
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「ランチェスター戦略」とは「弱者の戦略」
さて、あなたはこの数字の意味が分かりますか?
日本には約382万社の企業が存在します。孫正義さん率いるソフトバンク、豊田章男さん率いるトヨタ自動車などから、名も知られない中小零細企業まで、実に数多く存在しています。
そんな日本の企業のうち、99.7%は中小企業です。更に、そのうちの9割は小規模事業者となっています。
つまり、大企業は0.3%と言う事です。
ランチェスター戦略は、1位を強者、2位以下を弱者と分けてそれぞれのどんな戦略が良いのかを説いています。
もちろん、「小さな会社の稼ぐ技術」には、弱者の戦略が満載です。しかも、成功事例ばかり。
では、「弱者の戦略」とは一体どんなモノかを簡単に紹介します。
- 差別化・・・強い会社と違うことをする
- 小さな1位・・・小規模1位、部分1位。何かで1位
- 一点集中・・・あれこれしない。一つに絞る
- 接近戦・・・エンドユーザーに直接営業する
出展・・・『小さな会社の稼ぐ技術』
で、この「弱者の戦略」の大前提になるのが次の8大項目です。
- 商品(何を)
- 地域(どこの)
- 客層(誰に)
- 営業(どうやって新規客を作るのか)
- 顧客(リピート・ファン・信者づくり)
- 組織(人事・研修・やる気・活気作りなども含む)
- 資金(資金調達と分配)
- 時間(働く時間、働き方)
出展・・・『小さな会社の稼ぐ技術』
詳しくは、『小さな会社の稼ぐ技術』をご覧頂くと分かりますが、今回は4つの「弱者の戦略」のうち1つ「差別化」について紹介します。
弱者の戦略「差別化」とは
簡単に言うと、人と同じことをしちゃダメ!!
やまもと
ってことです。
本当に、これだけなんですね。
でも、多くの起業家、小規模事業者が人と同じことをして苦しんでします。
では、ココで問題です。あなたは次のどれを選びますか?
- どこにでもある商品 × どこにでもある売り方
- どこにでもある商品 × どこにもない売り方
- どこにもない商品 × どこにもない売り方
やまもと
そりゃ、3番でしょ!!
かつみ
間違いなくあなたは「3番」と思ったハズです。ぼくも「3番」って声を大にして答えます。
では、あなたのビジネスを見直してみて本当に「3番」になっていますか?
あなたの商品・サービスは、本当に「どこにもない商品」ですか??
あなたは「どこにもない売り方」をしていますか??
答えは、あなたが知っているハズです!!
ちなみに、『小さな会社の稼ぐ技術』では、「ヤズヤ」さんの事例を紹介しています。
「どこにもない売り方」って、あなたのお客さんにとってってことですから
やまもと
もっと早く『小さな会社の稼ぐ技術』を読めば良かった・・・・
これが、ぼくの正直な感想です。
これまで様々な戦略関係の書籍を読んできましたが、結局、行き着くところはこの「弱者の戦略」です。
それ以外には、ないでしょう。
例えば、「ブログでPVを集めたい」という場合にも同じことが言えてしまいます。
「どこにもない商品」は、運営するブログのコンセプトです。
他のブロガーが書いていないこと、読者が面倒くさくて調べるのが億劫なこと等を書けばPVは集まります。
そして、「どこにもない売り方」は、ブロガーの個性そのものです。
文章のクセは、面白いように個性を表現しています。ちょっと、勇気を出して当たり障りのない文章を辞めて、個性を出して行けば、あっという間に「どこにもない売り方」ができてしまいます。
『小さな会社の稼ぐ技術』を読んでいる間、ず〜〜〜っとぼく自身の仕事について考えっぱなしでした。
あ〜〜〜、差別化をもっとハッキリ分かるようにしないと・・
やまもと
お客さんを絞り切れていなかった・・・・
やまもと
で、読み終えたらなんだかスッキリして、これからやるべき事が明確になってきました。
40歳過ぎたら自分に合わないことはしない
実は、『小さな会社の稼ぐ技術』の中でたびたび出てくる竹田陽一さんの言葉です。
これまで様々なスキル、ノウハウを身につけようとあれこれ手を出してきました。
仕事も、まだまだ絞り切れていないモノがあるので、今後整理整頓していく必要があります。
その中で、今のタイミングでもっともぼくの心に突き刺さった言葉が「40歳を過ぎたら自分にあわないことはしない」という言葉です。
あぁ〜、目先の仕事(お金)に目を奪われて、自分に合わないことをたくさんしてきたなぁ〜
やまもと
というのが、ぼくのこれまでも生き方でした。
これからは、もっともっと自分に合ったことに時間を費やして生きたいって思います。
起業家、小規模事業の経営者っって仕事と人生が限りなくイコールだと思うんです。
自分の夢や理想を実現する為に、仕事をしているからね。
少なくとも、ぼくは自分の夢を実現するために、仕事をしています。
『小さな会社の稼ぐ技術』の中で『夢・戦・感』という言葉が出てきます。
『夢・戦・感』とは、
「夢」、目標を決め、
「戦」、正しいやり方(戦略)を学び、
「感」、今日も一日無事に過ごせたことを、お客様、家族、従業員に感謝する
ということです。
当たり前のようですが、できていないぼく自身を発見することができました。
もし、あなたがまだ『小さな会社の稼ぐ技術』を読んでいなければ、ぜひ読んで欲しいと思います。
一緒に人生が変わった一冊にしてみませんか?