独自ドメインはSEO対策に有利なのか？
WordPressでブログを運営するなら、必ず独自ドメインを取って下さい。詳細な理由は後で述べますが、独自ドメインはSEO対策で有利に働くからです。実は、Googleは検索結果に同一ドメインのページは2件までという対策を行っています。
つまり、アメブロなどの独自ドメインが使えない無料ブログの場合、どんなに良い記事を書いたとしても、既に同じドメイン内に上位表示されている記事があれば、表示されないってことです。
この記事では、何故、独自ドメインはSEO対策に有利に働くのかを、わかりやすく解説していきます。
この記事を読むと、
- 独自ドメインのメリット・デメリット
- 何故、独自ドメインがSEOに有利なのか
が、わかるようになります。
スポンサーリンク
そもそもドメインとは？
ぼくのブログは「marketinghero.jp」というドメインを取得して運営しています。なので、誰でも「marketinghero.jp」を入力すれば、ぼくのブログにたどり着くことができます。この「marketinghero.jp」の部分をドメインと言います。
もし、ドメインがなかったらどうなるかというと、ブログにアクセスしてもらうには「IPアドレス」というものを入力してもらう必要があります。IPアドレスは、「192.168.1.1」のように数字で構成されています。
この数字を覚えるのは結構至難の業です。YAHOOにアクセスするのに「www.yahoo.co.jp」と入力せずに「183.79.250.123」とは入力できないですよね。
つまり、ドメインがあるおかげで、カンタンにブログやWebサイトにアクセスができるようになっているというわけです。ドメインとは、インターネット上の住所ということです。
独自ドメインと無料ドメインの違い
独自ドメンとは、自分専用のドメインのことです。ぼくのブログの場合は「marketinghero.jp」が独自ドメインです。YAHOO！やソフトバンクなどの大手企業も自社専用の独自ドメンを取得してWebサイトやサービスを提供しています。一般的には、有料です。一方、無料ドメインというのは、文字通り無料で使うことができるドメインになります。例えば、アメブロや楽天ブログです。
アメブロの場合、サイバーエージェントが用意した「ameblo.jp」というドメインをみんなで使ってブログを書いています。つまり、自分専用のドメインではなく、共有のドメインと言うことですね。
独自ドメインのメリット・デメリット
独自ドメインが何かわかってきたと思うので、続いてメリットとデメリットを紹介します。
独自ドメインのメリット
一番のメリットは、覚えてもらいやすいことです。何度も書いて恐縮ですが、このブログのドメインは「marketinghero.jp（マーケティングヒーロー）」です。ちょっと長いですが、比較的覚えやすいのではないでしょうか。 2番目のメリットは、独自のメールアドレスを作れることです。名刺などにメールアドレスを書くとき、「○○○○@gmail.com」のような無料のメールアドレスを書くより、「yamamoto ＠marketinghero.jp」と書いた方が信頼感を得ることができます。ビジネスには信頼感が大事です。 3番目のメリットは、資産になるということです。独自ドメインを取得してブログを運営していると、たくさんの記事が蓄積されていきます。結果、長期間独自ドメインを使うことで、ドメインパワーがついていきます。ドメインパワーとは、文字通りドメインの信用力のことです。メリットをまとめると
- 覚えてもらいやすい
- 独自のメールアドレスが作れる
- 資産になる
です。
独自ドメインのデメリット
唯一のデメリットといえば、費用がかかるということです。しかし、年間にかかる費用は高くても数千円。ビジネスとしてこれくらいの投資ができない人は、成功できる人とは言えないでしょう。
独自ドメインがSEOに有効な理由
事前の説明がなくなってしまいましたが、ここからが本題です。何故、独自ドメインがSEOに有効なのかを詳しく解説していきますね。
SEOに有利な理由1．独自ドメインは検索結果に表示されやすい
まずは、Googleの方針を紹介します。
This site diversity change means that you usually won’t see more than two listings from the same site in our top results. However, we may still show more than two in cases where our systems determine it’s especially relevant to do so for a particular search….
— Google SearchLiaison (@searchliaison) June 6, 2019
訳すとだいたいこんな感じになります。
検索結果に、同じWebサイトのページは2ページ以上表示しないよ。例外はあるけど。
次に、アメブロや楽天ブログなどのいわゆる無料ブログでは、ドメインが全てサービス提供元が用意した単一のドメインになります。アメブロなら「ameblo.jp」、楽天ブログなら「plaza.rakuten.co.jp」がドメインになります。
つまり、アメブロや楽天ブログで記事を書いてもライバルが検索結果に表示されれば、自分のブログの記事は出てこないということです。
一方、独自ドメインなら無料ブログとはドメインが違うので、検索結果に表示されやすいわけですね。
SEOに有利な理由2．ドメインパワーがつく
ドメインパワーとは、ドメインの信用力で、長く運用しているとGoogleからの評価が高くなると言われています。つまり、ドメインパワーは検索順位にも影響されるのです。
何故、ドメインパワーがつくと、SEOに有利なのか？長い間、情報を発信しているとGoogleが認識するからなんです（ザックリ言うと）
一般社会に例えると、パッと出のペーペーより、業界長い人の方が信用されるのと同じイメージです。
SEOに有利な理由3．WordPressでブログが作れる
いくら独自ドメインがSEOに有利だからといっても、SEOの本質はコンテンツです。つまり、どんな情報を発信しているかということです。
そのために必要なのものが、WordPressです。元Googleの検索品質責任者のマット・カッツが『WordPressはSEOに強い』と言っていますし、検索して上位表示されるブログの8割くらいはWordPressです。
アメブロや楽天ブログなどの無料ブログでは、ドメインが共通に加えてデザインが同じになってしまいます。一方、WordPressは、独自ドメインが使えて、自分の好きなデザインにカスタマイズすることができます。つまり、見た目でも差別化できるということですね。
オススメの独自ドメインは？
独自ドメインを取得するときに迷うのが、ズバリ「ドメイン名」ですね。
ちなみに、ぼくの使っているドメインは、全部で5つあります。
| ドメイン | 用途 |
|---|---|
| marketinghero.jp | このブログ。集客用。 |
| officebk.com | 屋号で取得したドメイン。以前は、ブログを書いていました |
| web-attract-school.com | サービス提供用のドメイン |
| it-consultanz.net | 人生で初めて取ったドメイン。ITコンサルタントで起業したから（笑） |
| it-consultanz.biz | Google Apps用に取ったドメイン。 |
これらのドメインですが、どの用に取得したら良いかをサクッと解説しておきます。
トップレベルドメインは「.com」か「.net」
トップレベルドメイン（Top Level Domain略TLD）というのは、ぼくの「marketinghero.jp」で言えば「.jp」の部分です。TLDは、大きくccTLDとgTLDの2種類に分かれます。
ccTLDは、国コードトップレベルドメイン（country code Top Level Domain）で特定の国や地域に割り当てられたトップレベルドメインです。日本の「.jp」、イギリスの「.uk」、中国の「.cn」などがあります。
gTLDは、分野別トップペレベルドメイン（generic Top Level Domain）で、国や地域によらないトップレベルドメインです。よく使われているのが、「.com」「.net」です。
ズバリ、トップレベルドメインは「.com」か「.net」がオススメです。理由は、よく疲れているから！
最近では、「.biz」「.asia」「.life」など様々なドメインが使えるようになっていますが、スパムメールの送信元のドメインとして使われているケースも多く、オススメではありません。
ドメイン名を決める5つのポイント
ドメイン名は、世界中で自分だけが使えるインターネット上の住所です。では、ポイントを5つ紹介します。
ポイント1．わかりやすい
ドメイン名は、わかりやすいのがオススメです。理由は、覚えてもらい易いから。お客さんにアドレスを入力してもらうとき、ドメインは長いより短い方が打ち間違いしないですからね。
ドメイン名は、短いほど覚えてもらいやすくなります。長いと打ち間違うことも増えてきますしね。
ポイント2． サービス名
提供する商品やサービスの名称にしておくと、より覚えてもらいやすいですよね。
ポイント3． ブランド名
商品名やサービス名の場合、その商品やサービスの提供をしなくなった場合、ドメインが使いづらくなります。そうならないように、ブランド名にしておくのも1つの手です。
ポイント4．個人名・企業名
起業家なら自分の名前、企業なら企業の名前をドメインとして使います。この場合、同姓同名で既に取得されているケースもあります。但し、基本的に変わらないので、どんなサービスや商品を提供することになっても、ドメイン名を変更する必要がないのがメリットですね。
ポイント5．こだわりすぎない
ドメイン名にこだわりすぎるのも良くありません。理由は、検索してくるユーザはドメイン名をほとんど気にすることはないからです。
どんなドメインが取れるか知りたい人は、こちらから探してみて下さい。
【まとめ】独自ドメインはSEO対策に有利なのか？
繰り返しになりますが、独自ドメインはSEO対策に有利になります。なので、ブログを始めるなら独自ドメインを取って下さい。必須です。年間数千円の費用がかかりますが、それくらいの費用は投資しましょう。
その上で、本質的なSEO対策を行っていけば、あなたのブログは安定して上位に表示されるようになります。そうすれば、ブログから問い合わせが入ってきたり、商品が売れるようになっていきます。
是非、あなただけの独自ドメンを取得して、SEOに強いブログを運営して下さい。
関連記事
最新記事
