セミナー講師の為のノートパソコンとプロジェクタの選び方 2016年版
こんにちわ。
ITが苦手な会社の社外No.2、Web集客先生のやまもと(@heronokenta)です。
ぼくはITが苦手な会社がITを活用したビジネスをするお手伝いをしています。
さて、先日、ぼくの友達からこんな質問を頂きました。
教えて下さいm(__)m
ノートパソコンとプロジェクターを購入したいと思っています。
プロジェクターは、会議室での終活セミナーで使用したり、お茶会でカフェの白壁に映して出来たら✨と思っています。
パソコンは、上記に使用と
会計ソフトと相性のいいWindowsが良くて。
型落ちでいいので、なるべく安価で使いやすいのがいいのですが(^^;;
何かアドバイスいただけたら、すごーくすごーく嬉しいです✨✨
お時間ある時に、宜しくお願いします✨
というので、今日はセミナー講師におすすめするノートパソコンとプロジェクタを紹介します。
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セミナーにおけるノートパソコンとプロジェクタの役割
あなたも人生で1度くらいはセミナーを受けたことがあるはずだ。会議室で講師が受講生の前に立ち、ノートパソコンでパワーポイントの資料をプロジェクタを使ってスクリーンに表示しながら話をするやつだ。
ぼくが社会人になった頃、セミナーと言えば講師がホワイトボードを使って話をしていたが、現在では前述のようなパワーポイントを使ったスタイルが主流になっている感がある。
ぼくもセミナーを主催したり、講師によばれたり、研修をしたり、専門学校で授業をしたりと人前で話をする機会には事欠かないが、基本的にノートパソコンでパワーポイントを使ったスタイルがメインだ。
では、何故、今ノートパソコンとパワーポイントとプロジェクタが主流になっているかを説明しておこう。
パワーポイントは言わずと知れた、プレゼン用ツールとしてマイクロソフトが発売している超有名アプリだ。このパワーポイントの登場により、プレゼンと言えばパワーポイントが定着した。
それまでは手書きで苦労したプレゼン資料作りがパソコンでサクサク作れ、しかも見栄えも手書きのプレゼン資料と比べて格段に綺麗。更に、アニメーション機能により、インパクトも付けられるようになった。マイクロソフトを中心としたIT企業のセミナーで使われ始め、瞬く間に広まった。
そして、パワーポイントの資料を大きな画面で映すためにノートパソコンとプロジェクタが使われている。
つまり、ノートパソコンとプロジェクタはセミナーでパワーポイントの資料を綺麗に映し、セミナーの成功を手助けするためにあるのだ。
セミナーを成功に導くノートパソコンとプロジェクタ
どんなに格好良いパワーポイントのプレゼン資料を作っても次のような状況になると台無しだ。
まずは、ページの切り替えにモタツクだ。
良くあるのが間違えてページを戻したり、勢い余って進みすぎたりすることだ。折角のプレゼンの流れが途切れてしまう。自分が不慣れだと言っても、受講者には関係ないことだ。ページの切り替えにモタツクことがないように練習することを忘れてはいけない。
次に、プロジェクタから映し出された映像が小さい、もしくは薄いとき。
プロジェクタを使ってスクリーンに映像を映し出す場合、受講者は基本的にスクリーンを注目する。その時、スクリーンに映し出された映像が見づらいと話に集中して貰えない。プレゼンは映像と話がセットなってはじめて効果が出る。
そこで考えないと行けないのが、どんなノートパソコンとプロジェクタがセミナーに最適なのかと言うことだ。
セミナーに最適なノートパソコンの選び方
世の中にはたくさんのノートパソコンが存在する。その中で、あなたがセミナーで使うノートパソコンを選ぶポイント紹介しよう。
OS
セミナーではどんな事が起こるかわからない。突発的な事態にも対応できるように、OSは日ごろ使い慣れたものを選ぼう。
解像度(画面サイズ)
次に解像度(画面サイズ)だ。解像度(画面サイズ)はプロジェクタにも影響する重要な要素だ。通常、ノートパソコンからプロジェクタに映像を表示させる場合、プロジェクタの解像度(画面サイズ)に引きずられることになる。つまり、どんなに大きい解像度(画面サイズ)に合わせてプレゼン資料を作っていても、プロジェクタの解像度(画面サイズ)に合わせて自動的に縮小されることになる。
また、使うプロジェクタが古い場合、ノートパソコンの画面が出力されないケースもある。
有線LAN/Wi-Fi
セミナー中にインターネットに接続したい場合もあるだろう。そんな場合、会場に有線LANの設備があれば利用すればいい。しかし、有線LANの設備がない場合は、Wi-Fiでインターネットに接続することになる。最近のノートパソコンにはWi-Fiは標準装備なので気にしなくても良いが、念のために確認は怠らないように。
バッテリー
会場によっては電源の確保が出来ない場合もあるため、バッテリー容量は重要だ。少なくとも、セミナーの時間の3倍程度の容量があるもを選んでおこう。セミナーの前に資料を直したり、練習することもあるからだ。
セミナーに最適なのプロジェクタを選び方
さて、ノートパソコンの選び方のポイントに続いては、プロジェクタの選び方だ。プロジェクタはあまり一般的ではないため、何を基準に選べばいいかわかりづらい。次のポイントを参考にして頂ければ良いだろう。
明るさ
プロジェクタを選ぶとき、最も大事な要素が明るさだ。明るければ明るいほど、スクリーンにクッキリと表示される。そして、明るさはルーメン(lm)という単位で表示される。数字が大きいほど明るい。
この明るさはセミナーをする部屋の大きさよってある程度の目安がある。少人数で小さな会議室であれば2000lm、20~30人くらい入れる会議室なら3000lmだ。
接続方法
ノートパソコンとプロジェクタを接続する方法は幾つかある。
上記の中では、D-Sub15ピンが最も一般的だ。D-Sub15ピントは、デスクトップパソコンとディスプレイを接続するときに用いられている方式で、ノートパソコンにもD-Sub15ピンの出力が用意されているものが多い。但し、モバイルタイプのノートパソコンの場合は、用意されていない機種を多くなっている。
最近ではHDMIによる接続も増えてきている。HDMIで接続することで映像と音声の両方をプロジェクタから出力できる。映像もD-Sub15 ピン接続と比べるときれいだ。現在は、このHDMIが主流になりつつある。
D-Sub15ピンやHDMI以外にもUSBディスプレイアダプタによる接続も可能だ。しかし、事前の準備が少しめんどくさいので初めて使う時は、事前にしっかりと準備をした方が良い。
今回のノートパソコンからは出力できないが、オーディオケーブルとS端子による接続ができる機種もある。
そして、上記写真にはないが無線LANによる接続が可能なプロジェクタも発売されている。
解像度(画面サイズ)
ノートパソコンでも同じ項目があったが、どちらかといえばプロジェクタの解像度が重要だ。ノートパソコンもプロジェクタも高解像度になっているが、プロジェクタの方が解像度による価格弾力性が高い。つまり、プロジェクタの方が解像度が高くなると値段もそのぶん高くなるという事だ。
プロジェクタの一般的な解像度は次の通り。
解像度 | 画素数 | アスペクト比 |
---|---|---|
SVGA | 800 × 600 | 4:3 |
XGA | 1028 × 768 | 4:3 |
HD(720p) | 1280 × 720 | 16:9 |
WXGA | 1280 × 800 | 16:10 |
WXGA+ | 1440 × 900 | 16:10 |
SXGA+ | 1400 × 1050 | 4:3 |
FHD(1080p) | 1920 × 1080 | 16:9 |
WUXGA | 1920 × 1200 | 16:10 |
プレゼン用であれば、WXGA(1280 × 800)が標準的だ。
セミナー講師におすすめするノートパソコンとプロジェクタ 2016年版
やたらと前置きが長くなったが、おすすめのノートパソコンとプロジェクタを最後に紹介しておこう(ぼくが買うならという視点で)
プロジェクタ
SVGAで解像度が低めという以外は全く気にならない。ちなみに、施設で借りられるプロジェクタはこのクラスが多い。小~中規模会議室ならこれで十分、資料の文字もかなり大きく映る。
WXGAで使えるのでめっちゃおすすめ。プレゼン資料に動画を入れても綺麗に表示させることが事ができる。
ノートパソコン
最低限、次のスペックを満たしていれば中古、新品なんでもいい。
CPU | Core i7 Core i5 |
---|---|
メモリ | 4GB |
Wi-Fi | 必須 |
有線LAN | あった方が良い |
HDMI | あった方が良い |
D-Sub15 | HDMIがない場合は必須 |
持ち運びに際しては、割と重めだ。筋トレのつもりで持ち歩こう。
オプション
プロジェクタを裸で持ち歩くのは難しいので、是非、キャリングケースに入れて持ち運んで欲しい。
パワーポイントの資料をキーボードからではなく、歩きながら手元で切り替えられるレーザーポインター。これ一つで、かなりかっこよく見える。
やまもとの視点
セミナー講師がノートパソコンとプロジェクタを自費で購入するときの参考になれば、本当にうれしい限りだ。しかし、セミナーは参加してくれた受講生が、また参加した、友達にも紹介したいと思える内容にすることが重要だ。もちろん、そのためにノートパソコンやプロジェクタを使うのだが、ハードは二の次で構わない。
それよりも、セミナーのコンテンツ作りだ。
ホワイトボードを使った方が受講生にとって成果が出るならホワイトボードを使えばいい。何も形にばかりこだわるようなものでもない。
プレゼンテーションを一つのエンターテイメントととらえ、受講生が満足し喜々として結果を出せるコンテンツ作りをぼくは目指していきたい!
その道具として、ノートパソコンとプロジェクタがあるという事を忘れないようにしたい。