No fun, No business. 楽しくなければ、ビジネスじゃない。

ビジネスモデル・キャンバスのブログに特化した使い方

    
\ この記事を共有 /
ビジネスモデル・キャンバスのブログに特化した使い方

1年の計は元旦にあり。2015年に立てた計画をすっかり忘れて2016年を迎え、性懲りもなく2016年の計画を立てている。

こんにちわ。ITビジネスパートナーのやまもと(@heronokenta)です。

2015年10月から心機一転ブログを書き始めて3ヶ月経過。私が参加しているサロン、「ヨッセンスクール ブログ科」と「ブログマーケティングスクール」の両方で2016年の抱負をシェアするスレッドが立った。

私も2016年の抱負をこのブログで語っておく。

2016年の目標

  • 月間PVを50万PVにする(2016年12月)
  • 年間300記事以上投稿する
  • ブログ起点の売上を50万円以上確保する(2016年12月)
  • アフィリエイトの売上を10万円以上にする(2016年8月)
  • IT活用で困っている起業家・経営者・中小企業の為のコンテンツを作りまくる
  • セミナーを開催する
  • セカンドライフを始める(福岡か大分辺り)

そして、ここからが最も大事なことだ。

立てた目標をどのように達成していくか作戦を立て、どれ位達成できているか把握しなくてはならない。

つまり、PDCAサイクルを回すというヤツだ。

そこで、今日は以前紹介した「ビジネスモデル・キャンバス」をブログに特化して使う方法を紹介しよう。

相棒は、2016年の目標をまだ立てていない自称美人アンカーウーマンのカツヨだ



スポンサーリンク

ビジネスモデル・キャンバスって何だっけ?

やまもと、新年早々盛大に花火を打ち上げてみたわね~。

カツヨ

そうだね。ブログに書いておけば忘れないし、読者にも見てもらえるしね。

ま、逃げ道をなくして後は全力で結果が出るように考えて、行動するのみ。

やまもと

まぁ~、勇ましいことだわ。出来るもんならやって貰おうじゃない。プロフィールにも「成果にフォーカスする」って書いてるしね。

カツヨ

で、成果を出す為に何か仕掛けとか考えているの?

カツヨ

以前、このブログで紹介した「ビジネスモデル・キャンバス」が使えると思ってるんだよ。

やまもと

あ~、あの「ビジネスモデル・キャンバス」ね・・・。って何だっけ?

カツヨ

あら、忘れちゃったの・・・。「ビジネスモデル・キャンバス」は紙1枚でビジネスモデル全体をを俯瞰できるツールですよ。詳しくは下のリンクで確認して下さいね。

やまもと

で、この「ビジネスモデル・キャンバス」はビジネスモデル全体を俯瞰するだけじゃなくって、って色々と使えると思うんだ。

そこで、ブログのPVアップに特化して使ってみようと思ってね。目標のPVを達成する為に、全体を捉えられると良いしね。

やまもと

へぇ~、やまもと色々考えるのね。じゃぁ~、ちょっと分かるように説明してみなさいよ

カツヨ

ビジネスモデル・キャンバスをブログに特化して使ってPVを上げてみよう

ブログのPVを上げる為の細かい方法はたくさんある。しかし、ブログ全体を捉えて俯瞰して見られると、個別の対策も立てやすくなるに違いない。

PVが上がらなくても、コンバージョンすれば良い。私の場合、PVよりもコンバージョン優先だ。

では、どのようにビジネスモデル・キャンバスを使っていくかを紹介する

ビジネスモデル・キャンバスを復習しておこう

では、最初にビジネスモデル・キャンバスのフォーマットを確認しておこう。

blog_bmc

ビジネスモデル・キャンバスは全部で9つの要素にビジネスモデルを分解し、全体を捉える事が出来る。

9つの要素とは「顧客(CS)」「価値提案(VP)」「チャネル(CH)」「顧客との関係(CR)」「収益の流れ(R$)」「リソース(KR)」「主要活動(KA)」「パートナー(KP)」「コスト(C$)」だ。

そして、この9つの要素を書き込んでいくと次の様なビジネスモデル・キャンバスが出来上がる。このビジネスモデル・キャンバスは私がアマゾンについて作成したものだ。

amazon_bmc

コレを見ると、アマゾンのビジネスモデルがざっと把握できるはずだ。

しかし、このまま同じよう書いてしまっては、ブログのPVアップにはそぐわない。そこで、使い方を変更する必要がある。

では、どのように変更するかを見ていこう。

インプットからアウトプットを生む出す流れを書く

下の図がビジネスモデル・キャンバスをブログに特化して使うときの最大のポイントだ。

blog_bmc_commentary

左下の「C$(コスト)」から右下の「R$(収益)」へ半円を描く流れでブログのPVアップの為に必要な事を捉えていく。

その為には、既存のビジネスモデル・キャンバスの9つの要素をブログに特化した項目に変換しておく必要がある。

では、順番に紹介していく。

C$(コスト)⇒ やること

コスト構造

本来はビジネスモデルに必要な費用を記入する場所だが、ブログに特化する今回は実際に行う作業を書くことにする。例えば、こんな感じだ

  • 30記事/月
  • 記事のツイート3回/日
  • コミュニティーへのリンクの投稿(記事をアップしたら)
  • コミュニティーの企画記事作成(上記には含めない)

つまり、実際に日々計測可能な作業レベルを書いておく。野球で言う打席に立つ。

R$(収益)⇒目標

収益の流れ

本来は売上項目を書く場所だが、今回はズバリ目標を書く。こんな感じだ。

  • 1万PV/月
  • アフィリエイト収入 10,000円/月
  • 問合せ数 10件/月
  • コンバージョン 10%以上
  • はてブ 50以上の記事を1つ

記事を書いたり、ツイートしたり、リンクの投稿をした結果、達成したい結果を書く。野球で言うと、ホームラン数や打率、打点だ。

コレで、1ヶ月経過したとき、どれ位達成出来ているかを直ぐに確認が出来る。

ここで目標を立てる際に大切な事を言っておこう。

目標を立てるとき、結果指標と行動指標を混在しがちだ。

結果指標とはPV数やアフィリエイト収入だ。自分自身ではコントロール出来ない事。つまり、読者の影響力が大きいモノだ。

行動指標とは、目標指標とは逆で、自分自信でコントロール出来ることだ。ブログを書くのも書かないのも自分自身でコントロール出来る。

コレを意識的に分けることがポイントだ。

これだけでも、まぁ~俯瞰していると言えなくもないが、コレでは不十分だ。では、次にインプットからアウトプットを生む為の様々な仕掛けを見ていこう。

インプットを阻害する要因をなくせ

やることが決まったら、後はひたすら実行するのだが、それだけでは結果は出ない。それは自分自身の経験から分かっていることだ。

そこで、どうすれば結果が出るのかを考えて、日々の行動を行う必要がある。

KP(パートナー)⇒ モチベーションアップの方法

パートナー

日々ブログを書く為に自分一人では、様々な誘惑に負けて書けない日も出てくるかも知れない。それでは日々、打席にすら立つことが出来ない。

その為に、一緒に行動してくれる人、監視してくれる人を設定しておこう。「自分一人ではない」という思いが、キッとあなたの行動をマイナスからプラスに変えてくれるはずだ。

パートナーは人でなくても良いだろう。あなたのモチベーションが上がる方法を書いておき、モチベーションが落ちたら、モチベーションを上げる為に実施する。

例えば、

  • 好きなブロガーの記事を読む
  • サロン仲間のブログを読む/サロン仲間とからむ
  • ブログ、SNSで宣言しておく
  • 好きなモノを食べに行く
  • 好きな本・ドラマ・映画などを観る

等だ。

KA(主要行動)⇒ 言い訳対策

主要活動

本来は日々の行動を書く場所だが、今回はブログに特化している。その為、日々の行動を阻害する要因を予め書いておくことにする。

打席に立てない言い訳を予め可視化しておこう。

この時、ざっくりと打席に立てない言い訳を書くのではなく、具体的にしておくことがオススメだ。

そして、その言い訳を解決する為の方法も一緒に書いておこう。纏めると、こうだ。

  • 仕事が忙しい⇒通勤時間に書く、休み時間に書く、早起きして書く

KR(リソース)⇒ 書けない時のネタ候補

ks

本来のリソースは、サービスや製品、商品を提供する為に必要なモノを書く場所だ。今回は、ブログを書こうと思ったが、書けない時の対応方法を書いておく。

書けないというのは、ネタがない時だろう。ネタがなかったとき、何を書くかをはじめから決めておき、ネタがないときに書く。言うなれば、ネタ帳のようなモノだ。

  • ○○ブログと同じテーマで書く
  • 好きな○○について書く
  • ペットについて書く

兎に角、打席にたったからには必ずバットを振ろう。

インプットにより高い付加価値をつけろ

打席に立たなければ三振もない変わりに、ヒットもホームランもない。兎に角、如何にたくさんの打席人立つかがポイントだ。その意味では、一つ前の章でかなりの確率で打席に立たないという選択肢はなくなるはずだ。

では、次に立った打席でよりよい結果を出す為に必要なことを考えていく。

VP(価値提案)⇒ 読者の知りたい情報

与える価値

ここは、ブログ読者が読みたいと思っていることを書く。自分が書きたいことではなく、読者が欲しい情報は何かを書く

ブログで自分が言いたいことを、読者が読みたいと思っているのは有名人くらいのモノだ。それ以外の人は、押し並べて読者の知りたい情報を書く必要がある。

この視点の記事が書けないとなかなかPVは上がって行かないだろう。PVアップには避けて通ることは出来ない道だ。

読者の求めている情報について、自分なりの考えを纏めて書いてこう。Google Analyticsの検索キーワードやよく読まれているページが読者の求めている情報のヒントになる。

記事のカテゴリーや、色使い、写真やイラストの使い方など、どうすれば読者に伝わりやすくなるのかも徹底的に考えておこう。

CR(顧客との関係)⇒ キャラ

顧客との関係

ブロガーとして、読者にどのよう自分を見せるかを書こう。言い方を変えると、どんなキャラを演じていくかだ。

無理をして自分自身を変える必要はないが、ブロガーの個性は必ず文章に表れる。その為、ブログを書く時、毎回毎回違った書き方をしていると読者に不信感を与える。

そうではなく、あなたらしさを存分に発揮して、読者をあなたのファンに変えて行く事が大事だ。そのた為には、あなた自身が他の人とは違う必要がある。

他のブログと同じ事を書いても、埋没して誰の記憶にも残らない。あなたは読者の記憶に残る為に、覚悟を決めて欲しい。

Ch(チャネル) ⇒ 流入経路の対策

チャネル

ブログには様々な経路からアクセスがある。Google アナリティクスでは検索、SNS、参照元、直接を知ることが出来る。

その中でも、検索とSNSの対策は超重要だ。ここには「検索」と「SNS」に対する対策を書こう。

検索対策と言えば、SEOだ。具体的に何が出来るかはブログ主の力量によって変わってくるが、基本はリライトしてより役立つ記事に変える事だろう。タイトルやディスクリプション、内部リンク対策などやれることはたくさんあるが、今何が必要なのか、優先すべき事を書いて欲しい。

SNS対策は、シェアするときのコメントや、他のユーザとの絡みになるだろう。どのようにSNSを使っていくかキチンと書いておけば、行き当たりばったりにならなくて済むはずだ。

CS(顧客) ⇒読者/ペルソナ

顧客セグメント

本来は顧客について書く場所だ。このブログでもペルソナを書けと言っている。そして、今回のブログのPVに特化した使い方でも、読者について書く

たった一人の読者に向けて書いた文章は、多くの人の心を打つ。私はこんな話を良くする。

結婚式の最後に花嫁が両親に当てた手紙を読み上げる。結婚式に参列している人達の多くは目に涙を浮かべて、感動している。実は私、学生時代にホテルでバイトをしており、300組以上の結婚式を見てきた。

ここで何故感動しているかを考えると、実に簡単だ。花嫁の友達は自分のコレまでの生い立ちと自分の両親に対して花嫁同様に感情移入している。親不孝したこと、反発して傷つけたこと、大きな愛で守ってもらったこと等を思い出して、感動している。

両親と同年代の人も同様だ。自分と子供との記憶が走馬灯の様に思い出されて、感極まっていくのだ。

これはとても重要な示唆になってる。

たった一人に向けた手紙は多くの人の心を動かす実例だ。

あなたは常にペルソナに向けてブログを書き続ける。結果、読者がシェアしてくれたり、リンクを貼ってくれたりして、検索順位が上がり、PVが上がるのだ。

これがブログ向けビジネスモデル・キャンパスだ

上で説明した内容を既存のビジネスモデル・キャンバスに書き加えるとこうなる。

blog_bmc_format

フォーマットは同じだが、9つの要素が 変わるだけで印象がだいぶん変わる(日本語になったのが多きか?)

是非、このフォーマットを2016年のブログ運営の一助にしていただければ幸いだ。

へ~~~、結構考えたわね。

カツヨ

実際に、使いながら更に練って行くよ。この手のツールは実際に運用してみないと分からないことも多いしね。

折角だから、このフォーマットを気に入って試したい人がいれば、情報交換もしたいし。

やまもと

そう。じゃぁ~、私から読者に一言言っておくわ。

このツールを使ってみたい人、やまもとまで連絡するのよ。連絡は下のフォームからヨロシク!!

カツヨ

やまもとの視点

コレまで幾つかの経営戦略ツールを紹介してきたが、どれも一度だけ使ってお終いではない。定期的に見直して、改善を加えていって始めて価値がでる。いわゆる、PDCAサイクルを回すというヤツだ。

是非、PDCAサイクルを回して結果を出していきたい!!

次はこちらの記事をご覧下さい

ねぇ~、やまもと。出来なかったら私の好きなモノ何でも買ってね。

カツヨ

Copyright©マーケティング・ヒーロー ケンタ,2024All Rights Reserved.