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携帯電話のメールアドレスに送信できない時は、SPFレコードだ

    
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携帯電話のメールアドレスに送信できない時は、SPFレコードだ

Webサイトを運営していると、不測の事態に遭遇することがあります。

そして、そんな不測の事態の時に、スキルアップしていきます。

「問題を解決したい」という思いから、様々な情報を収取し、自分で試して確認し、解決策を見つけ出していきます。

で、問題が発生した時は、「Webサイトに投稿するネタが出来た!!!」って思っちゃう自分もいますwww

さ~、今回は「携帯電話のメールアドレスにメールが送信できない」時の対処方法のご紹介です。

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何故、携帯電話のメールアドレスにメールが送信できないのか

答えは、簡単です。

docomo、AU、SoftBank等のキャリアが迷惑メール対策を行っているからです!!

携帯電話に大量の迷惑メールが届くようになった昨今、利用者一人ひとりが意識して迷惑メール対策をすることは勿論必要です。利用者一人ひとりが意識して、迷惑メール対策をする機能を各社は提供しています。それが「フィルタリング」です。

各社の迷惑メール対策のページ

docomo https://www.nttdocomo.co.jp/info/spam_mail/

AU http://www.au.kddi.com/support/mobile/trouble/forestalling/mail/

SoftBank http://www.softbank.jp/mobile/support/antispam/

これらの迷惑メール対策を利用者が行う前に、もっと基本的な迷惑メールは届ける必要は無いじゃんってことで、いくつかの施策を行っています。

その一つに、送信者を騙ってメールを送る「なりすまし」の排除。

「なりすまし」というのは、”Aさんのメールアドレスを騙ってBさんがメールを送る”というもので、メールを貰った人は、一見するとAさんからメールが来たと思ってしまうメールです。でも、本当はBさんが送っているので、Aさんだと思ってやり取りすると、情報がBさんに筒抜けになってしまいます。

このようななりすましの対策として、開発されたのが「SPF」という送信ドメイン認証技術です。SPFは、Sender Policy Frameworkの略です。

共用サーバで独自ドメインを利用しているなら、SPFレコードを設定しておこう

なりすましと間違えられる独自ドメイン

独自ドメインを使っている人はたくさんいます。サーバを独自で用意している人は特に気にしなくても良いでしょう(キッと、こんなことは知っていると思うので)。

ロリポップ、さくらインターネットなどで共用サーバを借りて、独自ドメインを使っていると、十中八九、なりすましと判定されると思われます。

例えば、このサイトのドメイン「officebk.com」は独自ドメインですが、wpXを利用しています。で、この独自ドメインのメールアドレスを使ってメールを送信すると、「wpX」のサーバを使って送信しているよ~~という情報が付与されます。

すると、「officebk.comと」いうドメインなのに、「wpX」のサーバを使う何ておかしい!!、なりすましじゃないの?!って思われちゃうわけです。

これは、スパムを送りつける業者が1台のサーバに大量の独自ドメインを登録して、いっぱいメールを送りまくるので、当然と言えば当然なわけです。

送信者が「officebk.com」のメールアドレスなのに、使っているサーバが「wpX」のサーバという状態をチェックして、なりすまし対策が可能になったのが「SPF」という技術です。

私の独自ドメインはなりすましじゃないよ

SPFの設定を行うと言うことは、ざっくり言うと、「私の独自ドメインはなりすましじゃないよ」ってインターネット上に登録することです。

迷惑なスパムメールを送りつける人を恨んでも仕方ありません。

そんな世の中なので自らしっかり対応をしなくてなりませんね。

そこで、SPFの設定を行うわけです。

設定は、使用しているDNSサーバに「SPFレコード」を追加するだけです。

SPFレコードの書き方いろいろ

DNSサーバって聞いたことがない人は、詳しい人に聞いてみるか、契約しているサーバ業者に問い合わせてみましょう。

ちなみに、今回はクライアントのSPFレコードの設定を行いたくって、ロリポップに問い合わせました。設定方法までキチンと教えてくれたので、助かりました。

クライアントは、ムームードメインを利用していて、コントロールパネルのムームーDNSを使って設定を行います。

レコードの設定方法は、以下の通り。

・サブドメイン: 空欄
・種別    : TXT
・内容    : v=spf1 include:_spf.lolipop.jp. ~all

送信できるか確認しよう

設定が完了したら、送信できるか確認しましょう。

確認方法は至って簡単。

いままで送れなかった携帯電話のメールアドレスに、送信して相手に届けばOK。

それだけです。

各キャリアによって対応は様々あるみたいですが、携帯電話のメールアドレスに送信したけど、到達していないってことが送信者にわからないようになっているケースが多いようです。

実は、クライアントもそうなっておりました。

送信したけど、到着していない。

送信者にエラーすら返ってこない。

お客様にすれば、何も対応しない人ってことになっちゃいますから・・・。

ということで、独自ドメインを使っていて、たまに携帯電話のメールアドレスに届かないという話を耳にする人は一度、設定してみるといいと思います。

 

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