WordPress初心者の疑問「投稿と固定ページは何が違うの?」に答える
WordPressを使い始めるとたくさんの疑問がわいてくる。
こんにちわ。ITビジネスパートナーのやまもと(@heronokenta)です。
WordPressを使ってブログを書く前、わたしはMovable TypeというCMSを利用して別のドメインでブログを書いていた。今はもう跡形もないが、CMSとはなんとも便利だモノだと思っていた。
その後、現在のドメインにWordPressでブログを立ち上げたのだが、WordPressを始めて使ったとき分からないことがたくさんあった。
そして、わたしが経験したことと同じ経験する人からお問い合わせを頂いたので、今日はその質問に答えていきたい。
相棒は「とにかく書け」が口癖の自称美人アンカーウーマンのカツヨだ。
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固定ページと投稿の違い
何なになに?また、読者から質問が来たの?一体どんな質問なのよ?
カツヨ
えっとね~、「固定ページと投稿の違いを知りたい」だよ
やまもと
ふ~~ん。結構基本的だけど、押さえておく必要があるわね。じゃぁ~、早速質問に答えあげなさい。
カツヨ
まず使い分けをする前には、「固定ページ」と「投稿」の違いを知っておく必要がある。そこで、固定ページと投稿の違いを簡単に纏めてみた。
比較項目 | 投稿 | 固定ページ |
---|---|---|
前後のページ表示 | 表示あり | 表示なし |
親子関係 | なし | あり |
カテゴリ | あり | なし |
カレンダー | リンクあり | リンクなし |
最近の投稿 | 表示あり | 表示なし |
RSS | 出力あり | 出力なし |
では、各比較項目毎に確認していこう。
前後のページ表示
記事の下部に「次のページ」「前のページ」のリンクやボタンが表示されるのが「投稿」、表示されないのが「固定ページ」。百聞は一見に如かずなので、とにかく見て頂こう。
親子関係
親子関係は固定ページ特有の機能だ。親子関係が分かるように図を作成したので確認して欲しい。
上の図では、「銀河英雄伝説」というページを作成した後、「銀河帝国」「自由惑星同盟」のページをそれぞれ作成して、親子関係を作っている。1ページでは書けない場合、その詳細を子ページで書く場合や、子ページのまとめを親ページに書く場合に使えば良い。
URLも親ページのURLに子ページのURLが連結される。親ページは「oya」、子ページは「oya/kodomo1」「oya/kodomo2」になる。
設定方法は次の通り。
「固定ページ」の「ページ属性」にある「親」の選択メニューをクリック。
表示された固定ページから「親のページ」を選ぶ。
固定ページだが、ブログとして運用する場合、基本的には問合せフォーム、プロフィール位しか使うことはない。
カテゴリ
ブログのサイドバーやフッターなどにカテゴリを表示させているブログをよく見かけるが、このカテゴリに分類出来るのは「投稿」だけだ。
固定ページの親ページと違い、カテゴリには「纏め」や「目次」のページにはならない。カテゴリに属している投稿の一覧が表示される。
カテゴリの作成方法と、投稿に記事を設定する方法は次の通りだ。
カテゴリは「投稿」→「カテゴリ」をクリック。「名前」、「スラッグ」を入力したら、「新規カテゴリの追加」をクリックする。
カテゴリは「パーマリンク設定」で「カスタム構造」に設定する事が出来る。
しかし、パーマリンク設定のカスタム構造でカテゴリを使うことはオススメではない。
ブログを運用しているとカテゴリの変更を行いたくなる場合がある。カスタム構造でカテゴリを使っていると、カテゴリを変更するたびにURLが変わってしまう。
そうなると、それまでに獲得した「いいね」や「はてブ」や「ツイート」の数がリセットされてしまう。いくら、リダイレクト出来るとはいえ、少なからずダメージを受けてしまう。
投稿でカテゴリを設定するのは、投稿画面の「カテゴリー」から分類したいカテゴリにチェックを入れるだけだ。複数のカテゴリにチェックを入れても構わない。
カレンダー&最近の投稿&RSS
最後は纏めて紹介しよう。どれも投稿だけが表示される。
固定ページと投稿の使い分け
ここまで固定ページと投稿の違いを確認してきた。それを踏まえると、使い分けは次の様になる。
記事を書くなら投稿を使え
プロフィールとフォームは固定ページを使え
投稿は、あなたの記事を拡散し、読者に知って貰う為の様々な仕掛けと綿密に連動している。
この仕掛けを利用しないと言うことは、WordPressでブログを書く意味がないと言うことだ。
そして、固定ページは問合せフォームのような決まり切ったページに使えば良い。プロフィールは1ページで完結させるなら固定ページで構わないが、連載シリーズなら投稿を使うといい。
とにかく、拡散させたいなら投稿を使って、どんどん投稿しよう。
目次記事/オススメ記事は投稿に書け
ブログを書いていると1つのカテゴリにたくさんの記事が分類されてくる。そうなってくると、読者はどの記事がどこなるのか分からなくなってしまう。
カテゴリで一覧を表示しても、以前の投稿は遡らないと見られない。これでは読者目線とはいえない。
そこで厳選したオススメ記事、ある分野に特化した目次の記事を用意して、読者が欲しい情報に直ぐにアクセス出来るように工夫する必要が出てくる。
日記系ブログやアフィリエイト狙いのブログでも、ビジネス目的のブログでも同じだ。
閲覧数の多い記事や、体系的に纏められる記事は目次やオススメ記事として纏めておく。
その場合、使うのは「投稿」を使う。
前述したとおり、投稿には拡散させる為の仕掛けが施されている。あなたが理解していなくても、勝手に仕掛けが動いているのがWordPressの良い所だ。
さて、これで回答になったかな・・・
やまもと
やまもとの視点
最後になったが、メニューに「オススメ記事」や「プロフィール」のリンクを貼る場合だが、固定ページで作っていれば「固定ページ」から選ぶ。投稿なら「カスタムリンク」にURLを登録する。
メニューにどんなリンクを貼るかは「ブログはFの法則とZの法則を意識しろ!読者の目線はメニューバーを見逃さない」を確認して頂くとして、大事なのはリンク先の記事だ。
しっかりと読者目線で書かれているかどうかがポイントだ。決して、自己満足で終わらないように気をつけよう。
そうだ。プラグインやテーマによって、投稿や固定ページの機能は自由自在だ。必ずしも、この内容通りではないことを付け加えておく。
機能を知ることも大事だけど、ブログは書いてなんぼよ
カツヨ